PTC社の Creo Parametric のバージョンが上がる事で、FlexNet Admin License Server(lmadmin) のバージョンも上げる必要が有る場合があります。
そのような場合はライセンスサーバを再インストールして対応をしますが、その他にFLEXnetの特定のプログラムをマニュアルで入れ替える事でバージョンアップする事が可能です。
本ページでは、マニュアルで更新する方法をご紹介します。
FLEXnetのマニュアル更新の方法
以下の手順で更新を実施します。
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ライセンスサーバーソフトウェアのダウンロード
以下PDFの2ページより 、最新版のLmgrd版のソフトウェアをダウンロード します。
最新版Ver.11.19.6.0(2024.3.15時点)
PTC License Download Page -
ライセンスサーバーソフトウェアをフォルダに格納
ZIPファイルの中身を作成済のフォルダに格納します。
ダウンロードが完了したらzipファイルの中身を任意のフォルダにコピーします。下の例ではC:\Download\PTC\flex11.19.1.0_x86e_win64 フォルダにコピーされています。 -
サービスの停止
サービス一覧画面を表示します。スタートメニューの「プログラムをファイルの検索」欄に「サービス」と入力すると素早くアクセスできます。
サービス管理画面を表示しサービス「lmadmin_ptc」を右クリックし「停止」を選択します。 - FLEXnetライセンスサーバの旧プログラムを移動
下記フォルダに移動し、「Backup」フォルダを作成します。
C:\Program Files\PTC\FLEXnet Admin License Server\x86e_win64\obj
作成したフォルダに、下記プログラムを移動します。
・lmgrd.exe
・lmtools.exe
・lmutil.exe
・ptc_d.exe - (2)で解凍したプログラムを(4)のフォルダにコピー
解凍したプログラム(lmgrd.exe / lmtools.exe / lmutil.exe / ptc_d.exe)を下記フォルダにコピーします。
C:\Program Files\PTC\FLEXnet Admin License Server\x86e_win64\obj - サービスの開始
サービス管理画面を表示し、サービス「lmadmin_ptc」を右クリックし「開始」を選択します。
【注意】もしFLEXnetのサービス(lmadmin_ptc)が開始しない場合は、(4)で移動したプログラム4種を、下記フォルダに上書きコピーして元の状態に戻してください。
C:\Program Files\PTC\FLEXnet Admin License Server\x86e_win64\obj