PTC Creo Parametric 5.0のドラフトツール(抜き勾配作成)からラウンド形状の取り扱いオプションが追加されました。
新しいオプション
新しいオプションはダッシュボードの下記位置にあります。
オプションの効果
このオプションを使用すると、ドラフトサーフェスに属するラウンドサーフェスをドラフトから外します。下図を見ると、OFFの状態ではラウンドサーフェスがドラフトされているため上に向かってラウンドサーフェスの円弧が小さくなっています。対してONの状態ではラウンド半径を維持するようになります。ドラフトから除外されているサーフェスは異なる色で表示されます。
Creo Parametricであれば、ドラフトとラウンドフィーチャーの順序を入れ替えてりで対応できそうです。しかしながらIGESやSTEPなどで取り込んできたインポートフィーチャーはひとカタマリで、順序変更などできませんからこの新しいオプションが使えるかもしれません。
下の図は、ドラフト面の上部までラウンドが付いています。Creo Parametric 5.0ではこのような形状に対してもドラフトが作成できます。