PTC Creo ParametricやPro/ENGINEERのライセンスファイルはPTCからメールで送付されてくることが一般的です。送付されてくるライセンスファイルは2つのテキスト(.txt)ファイルですが、ここではどちらのファイルを使えばよいのか解説します。
2つのライセンスファイル
送付されてくるライセンス名は大抵の場合lm_xxxxxxxx_xxxxxx.txt
lm_xxxxxxxx_xxxxxx_standard.txt
の2種類です。
2つの違いは、利用できるリリース(バージョン)とライセンス借用(ボロー)機能が利用できるかどうかです。次の表に違いをまとめてみます。
利用可能バージョン | ライセンス借用機能 | |
lm_.......txt | Pro/E Wildfire 2.0 以降のリリースに限定 |
可 |
lm_......_standard.txt |
すべてのバージョン |
不可 |
このようなことから、Pro/ENGINEER Wildfire 1.0以前のリリースを利用するにはstandardライセンスを利用するしかありません。Pro/ENGINEER Wildfire 2.0以降のリリースを起動するならどちらのライセンスファイルを利用することができます。その他、ライセンス借用機能を利用できないようにする場合もstandardライセンスを利用することになります。
運用条件によってこれらのライセンスファイルを使いわけてください。
注)*ノードロックライセンスは特定のMACアドレスを持つ機器に対して発行されており、特定の機器に限定したCreoの利用になります。そのためlm_xxxxxxxx_xxxxxx.txtタイプのライセンスファイルを利用しても、ライセンス借用機能は利用できません。