以前の記事「再生失敗した構成部品のサーチ方法」ではサーチツールによる失敗した構成部品の検索方法についてご紹介しました。PTC Creo Parametric 1.0以降では、モデルツリーサーチにより、もっと簡単に検索ができるようになりました。
上の図は、失敗した構成部品を含むアセンブリのモデルツリーです。該当部品がサブアセンブリの中の部品のように階層が深い場所にある場合。即座にどこにあるのか判断はできません。( Pro/E Wildfire 5.0以降では場所がわかりやすいように構成部品名が赤く表示されますが、階層が深いと捜すのが大変なことは変わりません)
それでは、モデルツリーサーチを使用して失敗した構成部品を検索します。モデルツリーのサーチアイコンの左の矢印をクリックして表示したリストから「失敗したアイテム」を選ぶと、ツリーが展開され失敗したアイテムを赤くマークしてくれます。これで、どんなに深い階層にある失敗した構成部品も簡単に見つけることができます。
失敗している部品は3Dのグラフィックウィンドウでも赤く表示されます。赤いハイライトを終了するには、サーチ名の入力ボックス横にある[ X ]ボタンをクリックします。