寸法公差とは
モデルの寸法に許容範囲を指定できます。このような範囲を「寸法公差」と呼びます。
一般的にお客様の環境設定によって、使用する公差規格(ANSIまたはISO)が設定されており、すべてのモデル寸法は設定した公差規格によって制御されます。適用されている公差規格は、モデル特性にて確認できます。
公差を設定
寸法に公差を設定します。寸法公差は、モデルまたは図面に設定できますが、ここではモデルに設定する方法を説明します。モデルに追加することで、設計意図をモデルに持たせることができます。
1.フィーチャーの編集モードで、公差を指定する寸法を選択
2.「寸法」リボンタブ >「公差」グループ > 公差モードを選択
3.公差テーブルを選択
4.公差値を入力
5.「OK」
- 公差モード
公差の表示には、以下の種類があります。
「基準値」:基準寸法値を公差表示なしで表示
「基準」:寸法値を基準として表示
「制限値」:基準寸法は表示されず、上限値と下限値を表示
「+-」:正と負との範囲とともに基準値を表示
「対称」:対称な正と不の範囲とともに基準値を表示
- 公差テーブル
寸法に対応つける公差テーブルを指定できます。「一般」/「ラウンド / 面取り寸法」/「シャフト」/「穴」のテーブルを使用できます。
- 公差値
公差値を指定します。
- テーブル名
テーブル名とクラスを指定します。
公差テーブルの追加
モデルに公差テーブルを追加します。
1.モデル特性の「公差規格」行の「変更」
2.公差設定の「公差テーブル」>「検索」
3.テーブルを選択 >「開く」
4.「はい」
5.「終了 / 戻る」
6.「閉じる」
モデル等級を変更
モデルの公差等級を変更できます。
1.モデル特性の「公差」行の「変更」
2.公差設定の「モデル等級」> TOL CLASSESより等級を選択
3.「はい」
4.「終了 / 戻る」
5.「閉じる」