FAQ-よくあるご質問

PTC Creo Parametricの円弧をスムーズに表示する方法

公開日:2016.06.29  

更新日:2016.06.29

Topics: ヒントとテクニック, PTC Creo Parametric(Pro/ENGINEER)

PTC Creo Parametric 1.0以降、デフォルト状態で円弧や円をスケッチで描くと、以下の図のように、明らかな折れ線でカクカクとした表示になります。
PTC Creo Parametricのデフォルト状態で表示された円弧
気のせいかと思い、Pro/Engineer Wildfire 5.0で同一円弧を表示するとスムーズです。この問題に対応するにはCreo 2.0 M040以降で有効なconfig.proオプションを適用します。

 説明

PTC Creo Parametric 1.0以降では仕様変更があったようで、スケッチで描いた円弧や円がスムーズに表示されなくなりました。もう少しこの現象を確認してみると、シェードモードが「隠線なし」と「陰線」の状態では以前のようにスムーズに表現されます。他のシェードモードやワイヤーフレームにおいても、スムーズに表示させるには、PTC Creo 2.0 M040以降の使用が必要になります。M040以降では以下のconfig.proオプションを適用することで表示が改善されます。

edge_tess_quality high

このオプションの値は、high, medium, lowの3種類です。デフォルトはlowであるため折れ線で表現されていたようです。
値をhighにした結果は、以下の図ようにスムーズに円弧が表現されます。

Creo Parametricにおけるedge_tes_qualityの値による違い
今回ご紹介したオプションはPTC Creo 2.0 M040以降で使用できます。Creo 1.0を含むCreo 2.0 M030以前のリリースでは、表示モードを「隠線なし」と「陰線」の状態にして回避します。

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