導入事例

圧倒的な業務効率化、コストダウン、品質向上、
そして、他社との差別化を実現した3次元設計の実践CSPROE0013

ヤマモトロックマシン株式会社(http://www.yrm.co.jp/

後発企業が新市場へ参入し、そこでシェアを獲得するには、強力な他社差別化が
必要となる。老舗のさく岩機メーカー・ヤマモトロックマシンは、3次元設計を
フル活用することでこの難題をクリア。新規分野への進出に成功した。 

新規市場開拓のための幾多の課題

ヤマモトロックマシンは、90年余の歴史を持つさく岩機メーカーである。ドリフターと呼ばれる多様なさく岩機を中心に、各種の鉱山機械 → 土木工事機械を開発、製造。公共土木分野を中心に成長を続けてきた。しかし、1990年代後半から急速に進み始めた公共事業縮減の流れは、同社の事業にも大きな影響を与えた。ドリフター用途として最大を占める公共土木工事が激減し、売上は徐々に減少傾向をたどり始めたのである。

「そこで新たな課題となったのが新分野への展開です。新市場を開拓し、さく岩機と並ぶ新たな柱を確立しようと考えたのです」(山本社長)。同社がターゲットに選んだのは産業機械分野だった。長年培ったドリリング技術を活かし、製鉄用高炉の出銑口開孔装置の油圧化に取り組んだのである。その後、製鉄関連の装置の開発及びゴミ・灰関係の溶融設備の開口閉口機関係の開発に取り組んだ。しかし後発の同社がシェアを獲得するには、強力な他社との差別化が必要になる。早い段階でインパクトを与える提案、顧客ニーズを素早く反映させる設計、さらに高品質、短納期で、コスト競争力の高いモノづくりが必要だったのである。

「こうした産業機械は構造が複雑なため、従来の設計手法のままではこうしたニーズに応えきれませんでした。そして、そんな時に出会ったのがPro/ENGINEERによる3次元設計という新発想だったのです」(山本社長)。

 

3次元設計で実現する他社との差別化

2従来、同社では設計提案や打合せ、組立てなどもすべて2次元図面をもとに行っていた。しかし複雑な機構を2次元で把握するのは設計者自身にとっても難しく、まして設計意図を他者に伝えるのは困難を窮めていた。そのため、打合せや承認に多大な時間がかかり、製造では干渉や強度不足、部品不足などのトラブルが発生。意思疎通が不十分のまま進行し、立合検査時に仕様変更を求められるケースも少なくなかった。

「だからこそPro/ENGINEERのデモを見た瞬間、“欲しい!”と思ったのです。“我々が求めていたのはこれだ”、と。もちろん3次元で見せるビジュアル効果も重要でしたが、それ以上にデータが完全に一元化されている点が大きかった。これなら2次元図面の限界を超えられると思ったのです」(矢田谷氏)。それは直感だった。産業機械分野で障壁となっていた前記の多くの課題を、Pro/ENGINEERの3次元設計でクリアできると矢田谷氏は考えたのである。その直感は的中した。1998年に導入されたPro/ENGINEERは、わずか半年の準備期間を経て本格稼働。導入後1年が経つ頃には同社の設計製造フローを一変させ、圧倒的な効率化と省力化、品質向上、ひいては強力な他社との差別化を実現していたのである。

 


使えば使うほど実感できる設計製造業務の効率化

5.bmp「まず何といっても、抜群に商売がしやすくなりましたね。ともかく以前とは顧客の反応が全然違うのです」(矢田谷氏)。例えば設計提案では、Pro/ENGINEERで作った3次元モデルをノートPCでプレゼンすれば、顧客から「こんなにビジュアルでわかりやすい提案は見たことがない」と絶賛される。受注確度が大幅に向上したのはもちろん、商談の主導権を握れるから納期やコストも有利に運べる。さらに初期段階で一目瞭然の3次元で設計意図を的確に伝達し、立合検査後のクレームや仕様変更はほぼゼロに。無論、設計製造の効率化効果も絶大だった。
6.bmp「初期設計で機構や部品も3次元で作り込み、各種の解析も済ませます。結果、製造工程の不具合は根絶できたし、組図も不要。組立てに立ち合うこともなくなりました」(川本氏)。設計期間工数は従来の6人×3カ月から1人×2カ月に激減し、設計製造コストは従来の半分以下に縮減された。共通部品も多いので、一度作った部品の3次元データは共有部品として再利用できる。つまり、使えば使うほどデータが蓄積され、効果が高くなっていくのである。「現在約5万8000点ある共有部品は、Pro/INTRALINKでより高度にデータベース化する計画です。当社のPro/ENGINEERと3次元設計は、まだまだ進化していきますよ」(矢田谷氏)。
 

導入と効果

3.bmp■ 導入製品
・Pro/ENGINEER 6シート
・Pro/INTRALINK 6シート
・Pro/ENGINEER Mechanica 1シート
・ProductView 1シート

4.bmp■ 導入効果
・設計製造工程フローの縮減
・設計製造期間工数の激減
・設計製造コストの大幅削減
・設計製造品質の向上
・受注確度の向上/顧客の信頼向上

Corporate Profile

ヤマモトロックマシン株式会社
設立 1915年
所在地 東京都千代田区丸の内3-2-3 富士ビル713区
代表者 代表取締役社長 山本 勝俊
資本金 8,532万円
従業員数 147名(平成19年4月1日現在)

本「導入事例」は、PTC ジャパン株式会社より許諾をうけ、掲載を行っております。
掲載内容に関してのお問い合わせは、お電話、またはWebより受け付けております。

お問い合わせ

お電話でのお問い合わせ
システムソリューション営業部
東日本:03-3345-2149  西日本:06-6130-8788

Webからのお問い合わせはこちらよりご連絡ください。

%MCEPASTEBIN%