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PTC Creo 4.0が発表されました

2016/11/17 16:24:38

PTCは、20161115日に3D CADソフトウェアの最新版「Creo 4.0」を発表しました。

Creo 4.0のキーとなる新機能

Creo 4.0は、IoTや拡張現実(AR)への対応、アディティブマニュファクチャリング、モデルベースドデフィニション(MBD)といった新機能の追加と共に、コアとなるモデリング機能が向上しました。「IoT」と「接続機能を持つスマート製品」(スマート コネクティッド プロダクツ)の時代に、変化していく製品開発に対応します。

主な機能強化

  • スマート コネクティッド プロダクトデザイン(Smart Connected Product Design)

    Creo 4.0ではIoTを利用して製品がどのように使われ、どのような動作をしているのか、現実の情報を活用できます。収集した情報によって、製品開発における意思決定を改善します。


  • 3Dプリンターの活用(Additive Manufacturing)

    Creo 4.0は3Dプリンターを活用し、設計した部品の製造を容易にします。PTC Creo4.0だけの環境で、設計・最適化・検証・プリントチェックの機能を可能にします。設計者は、数値で制御可能な格子構造を形状の内部に作成できます。作成する内部の格子構造は、複数の設計目標と条件を満たすように形状を最適化できます。Creo 4.0で作成された格子構造。3Dプリンターであればこのような形状も用意に製造できる。
    *Creo 4.0で作成された格子構造。3Dプリンターであればこのような形状も用意に製造できる。


  • 拡張現実(Augmented Reality)
    Creo 4.0は、デジタルなCADデータ( digital product )を現実世界( physical world )にリアルなスケール感で融合し、拡張現実(AR)によるビジュアルな体験を可能にします。
    タブレット端末にはデジタルなCADデータが現実世界と融合されて確認できる
    *タブレット端末にはデジタルなCADデータが現実世界と融合されて確認できる


  • モデルベース定義(Model Based Definition)
    Creo 4.0は、モデルベース定義への移行と2次元図面への依存を低減することで製品開発の効率化を可能にし、設計者が指示した不正確な幾何公差(GD&T)を起因とするエラーを減少させます。3Dモデルから読み取った幾何公差は、ASMEISO規格に合致されているか検証します。幾何公差のエラーが無いジオメトリは、下流工程の製造や検査で効率的に使用できます。
    PTC Creoの3Dモデルに表示された幾何公差


    PTC Creo 4.0のインストールメディアの提供は201612月中を予定しています。2016121()に開催されるPTC Forum Japan 2016では最新のCreo 4.0がご覧いただけます。参加は事前等登録制で、https://ptc-forum.jp/ よりご登録いただけます。
    PTC Forum Japan 2016 事前登録はこちらから

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